おはようございます。
神戸を中心に活動している公認会計士の押田大輔です。
いつもコラムをお読み頂き、ありがとうございます。
ここ1週間で朝晩の気温がグッと下がりました。
私の周りにも体調崩している人が多いです。
年末に向けて忙しくなると思います。皆様も健康管理には気を付けて下さい。
今日は経営理念について考えます。
経営理念とは?
前回のコラムでビジョンのことについて触れました。
http://oshida-cpa-office.com/management-plan/syain-20151026/
今日は経営理念についてです。
ビジョンと経営理念は厳密には違います。
違いを簡単に説明すると、
ビジョンは「私はこうありたい、こうしたい」という未来の姿を表すものです。
旭山動物園は「こんな動物園にしたい」と、ビジョンを絵に描いています。
未来の姿がビジョンです。
一方、経営理念とは「私は何のために仕事をするのか」といった目的や価値観のことをいいます。
経営理念に従って行動した結果、ビジョンが達成できるのです。
ビジョンは目指している姿、経営理念はビジョンを達成するための行動指針(価値観)のことです。
違いを理解することは重要ではありませんが、それぞれの意味はそういったことです。
重要なのは次からです。
なぜ経営理念が浸透しないのか?
経営理念はめちゃくちゃ重要です。なくてはならないものです。
なぜなら、「何のために仕事をするのか?」という価値観を示すものだからです。
一方、経営理念は作るだけでは意味がありません。
立派な経営理念を掲げていても、全従業員がその意味を理解して共感しなければ、全く無意味です。
しかし、現実には理念の共有はできていないのではいでしょうか?
もしくは経営理念がないという会社もあるのではないでしょうか。
せっかく作った経営理念はなぜ従業員に浸透しないのか?
理由は簡単です。
従業員に数値目標ばかりを押しつけているからです。
おいしい豆腐で有名な相模屋さんの従業員は、以前は豆腐のことを「白い物体」としか捉えていなかったそうです。
豆腐=「利益を生む白い物体」だったそうです。
そんな中で従業員のモチベーションが上がる訳ありませんよね。
いまでは「美味しい豆腐を作る」という思いをすべての従業員で共有しているそうです。
まとめ
あなたの会社の従業員は経営理念を理解していますか?
経営理念は全従業員が共感していますか??
数値目標の強要だけしていませんか???