週末は健康のために、たまに山登りをします。

先日、山登りの帰りに寄った須磨寺で、小池陽人 寺務長のエッセイを読ませていただいたので少し紹介をさせていただきます。

知っていて犯す罪と、知らずに犯す罪、皆さんはどちらが重い罪になると思われますか?


私も含め多くの方は、分かっていながら犯した罪の方が重いと考えるのではないでしょうか。


ところがお釈迦様には次のような話が残っています。


ある日お釈迦様の十大弟子の一人、阿南尊者がお釈迦様に尋ねました。

「知って犯した罪と、知らずに犯した罪と、どちらが重い罪でしょうか」

この問いに対してお釈迦様は、


「それは知らずに犯した罪の方が重いのだよ。」

とお答えになりました。


それを聞いて驚いた阿南尊者は、


「なぜでございますか」と聞きました。


するとお釈迦様は

「焼け火箸を、焼け火箸だと知って握るのと、知らずに握るのと、どちらが大やけどすると思うかね」


と問いかけました。


「それはもちろん焼火箸だと知らないで握る人の方が大火傷します」


お釈迦様は、


「その通りだ。これは悪いことだと思いながらすることは、畏れながらするから被害は少ない。


しかし悪いと思わずに間違ったことをすると、疑いも躊躇もせず良いことだと思ってするから大きな被害を出してしまう。


つまり熱いと知らずに焼火箸を思いっきり握り締めて大火傷をするのと同じことになるのだよ」


~中略~


知らずに犯した罪の方が重いのであれば何が罪かを知ることがとても重要だということです。




これを経営に当てはめて考えてみました。

よい経営をするためには、よい経営が何であるかを知ることがとても重要だと言うことではないでしょうか。

ではよい経営とは何でしょうか

今、私が学んでおります人を大切にする経営は、業績軸ではなく幸せ軸で物事をとらえ、関わる全ての人がより良い生き方ができるような経営を目指す、というものです。

どんなに売上や利益率、成長率などの数字が高くても、社員を犠牲にする会社、仕入先や協力会社を犠牲にする会社、地域社会に十分貢献をしていない会社、お客様に嘘をつくような経営している会社、適正な納税責任を果たしていない会社は、いい会社とは言えません。


業績重視経営ではなく、幸せ重視型経営

社長一人成長型経営ではなく、全社員成長型経営

制度優先型経営ではなく、風土優先型経営

管理型経営ではなく、大家族型経営

自利だけ経営ではなく、利他を考える経営

価格競争重視経営ではなく、非価格競争重視経営



いい会社とは何か。

それを知るためには経営者自身が常に学び続けることが大切なのだと思います。

「学びの本質とは自分に欠けているところに気づき、それを正していくこと」

と言われています。

役職や地位が高くなればなるほど、社内で自分のことを指摘してくれる人は少なくなります。

だからこそ、謙虚な気持ちで自ら学び続けることが必要なのだと思います。


”真に学ぶということは、日常生活の変化” 致知出版社 藤尾秀昭社長


 もちろん私はまだまだ未熟でして出来ていないことばかりですが、何歳になっても常に謙虚な気持ちで学び続ける姿勢を持っていたいと感じます。