おはようございます。

神戸の押田公認会計士事務所です。

今月は目標達成について考えていきたいと思います。

新しい年を迎え、新たな目標を立てる方も多いと思います。

私自身が目標達成をうまくできているというわけではなくて、いろんな話やいろんな本を読んだりしながら気づいたことを今回のコラムでご紹介したいと思います。

 

実践するだけで目標達成出来る?

目標達成をするために、よく言われることは、とにかく実行することを、ということではないでしょうか。

例えば、考える前に行動する、まず実践してみるなどです。

先日、あるお寺の護摩祈祷に行った際、こんな言葉を教えてもらいました。お大師様のお言葉です。

 

道を聞いて動かずんば 千里いずくんか見ん

 

この意味は、教えを聞いて動かなかったらどうして千里の先を見ることができようかということです。

 

これはPDCAサイクルに当てはめると、Dの部分になります。

 

ただ、とにかく実行と言ってもなかなか実行に移せず、目標を達成できないということはよくあるのではないでしょうか?

これは「とにかくやる」ということが抽象的すぎることに原因があることを思います。

そして、そもそも目標達成できている人は行動している人なので、目標達成出来ていない人に行動しろといってもなかなか出来ないことが理由だと思います。

 

そこで目標を達成をPDCAサイクルに当てはめて考えてみたいと思います。

 

P(目標を設定する)

まずは自分のを達成したい目標を考えることです。この時に気をつけなければいけないのは、なんとなく達成したいなというような気持ちではなくて、なんとしてでも達成したいという気持ちを持った目標であるかどうかです。

つまり、その目標を達成するためであれば、機会損失を発生してでも良いという目標です。

 

例えば、私の場合は体重を落とすという目標を設定しました。

健康診断でコレステロール値が、両方とも基準値を上回っていくってことと、これまで入っていたズボンがきつくなり、どれも履けなくなってしまったということがあり、体重を落とすことについては機会損失を発生させてでも達成する必要がありました。

 

D(実践する)

次に実行です。これにも注意が必要です。

とにかくやるといっても継続してやれる環境を作らなければならないと思います。

生活習慣の中に目標達成のための行動が溶け込んでいるかということです。

 

先程の私の例で言うと、とにかく運動することと、食生活に気をつけるといった具合です。

 

C(チェックする)

次にチェックです。チェックはとても重要です。チェックする環境を整えるということです。

 

先程の私の例で言うと、毎日決まった時間帯に体重計に乗って体重と体脂肪率をチェックするということです。

 

A(改善策を考える)

PDCのサイクルを繰り返せるようになれば、次はこれまでの行動についてもっと良い行動がないかを考えて実行してみることです。つまり今までの行動について見つめ直してブラッシュアップするということです。

 

誰しもこれまで生きてきた中で、どんな形であっても目標を達成をしてきています。

そして、その時には意識をせず、このPDCAサイクルを回してきているはずです。

「たった○○のことを○○するだけで○○出来るようになる」

といったような本は良く出回っていますが、そのことをやっても目標達成出来ない場合がほとんどだと思います。

つまり、目標達成するためには地道にコツコツ継続して努力し続けるという事なんだと思います。

継続できるか不安な場合は、それを3日続ければ続くんじゃないかなぁっていうの簡単な気持ちで始めてみるのがいいんじゃないでしょうか。

それで続かなければ別の方法を考えるか、そもそも設定した目標が機会損失を発生させてまでも達成したい目標ではなかったのだと思います。