おはようございます。
押田公認会計士事務所です。
2020年最初のコラムとなります。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます
今年最初のコラムは経営理念とおせち料理について考えたいと思います。
おせち料理の意味
皆さんお正月におせち料理って食べますよね。おせち料理にはそれぞれ意味がありますよね。
黒豆はまめまめしくってあったり、数の子は子沢山、エビは腰が曲がるまで元気になるようになどなど、おせち料理にはそれぞれ意味があります。
何のために、どういう意味でその食べ物が作られたのか、ということです。
大人だけでおせち料理を食べる時って、この食べ物にはどんな意味があるってそんな考えて食べません。
でも、小さい子がいると、これはどういう意味があるんだよと、おせち料理の意味をそれぞれ説明しながら食べるようにしています。
なぜかというと、日本の文化を伝えていることが大切だと考えているからです。
同じように、例えばお盆やお彼岸とかにもそれぞれ意味があります。
うちはクリスチャンではないので、クリスマスははっきり言ってどうでもいいと思っています。
でもお盆やお彼岸は日本の文化なので、意味をちゃんと理解し、かつ子供に伝えていくっていうことはすごく大切だと思っています。
経営理念
経営理念です。
仕事をしているときに、何のために今の仕事をしているのかって、どれぐらいの頻度で考えますか?
分かりやすい例えとして、3人の石切職人の話があります。
私も最近この話を教えてもらいました。ご存知の方もいると思いますが、とてもわかりやすかったのでご紹介したいと思います。
ある街で教会を建てる為に3人の石切職人が石を切っていました。旅人がそこを通り掛かった時に3人の石切職人にそれぞれ同じ質問をしました。
1人目の石切職人に聞きました。
「あなたは何のために今の仕事をしているのですか」
1人目の石切職人はこう答えました。
「生活のためにやってるのに決まってるだろう」
旅人は2人目の石切職人にも同じ質問をしました。
「何のために今の仕事をしているのですか」
2人目の石切職人はこう答えました。
「世界で一番素晴らしい教会を建てるため、石切りの技術を磨くために今の仕事をしているんだ」
旅人は3人目の石切職人に質問しました。
3人目の石切職人はこう答えました。
「私が切った石でできた教会にみんながワクワク楽しい気持ちで来てるくれることが嬉しいから、今の仕事をしてるんだ」
何をしているかではありません、何のためにしているが大切です。
それを示すために経営理念を掲げます。
経営理念は社長が全社員に向かい、
「何のために今の仕事をやっているのか」
を示すものです。
社長は経営理念に毎日向かい合いなければいけません。そして全社員に伝え続けないと想いが伝わりません。
働いている社員が何のためにこの会社で働いているのかを生き生きとは話せる会社は素晴らしい会社だと思います。
もちろんそのために利益を出さなけばいけませんが、利益は目的ではなく手段です。
ここを間違えてはいけません。
弊所は「数値と想いで未来を実現する」という使命感(ビジョン)を目指し、それを達成するてめに次の経営理念を掲げています。
経営理念
①社員の幸せを追求し、社員とその家族の生活を一生守る
②お客様に喜ばれ感謝される
経営理念を掲げることは簡単ですが、実践し継続し続けることはとても難しいことです。
私もコラムでは偉そうなことを書いていますが、めちゃくちゃ素晴らしい事務所になっているかというと、まだまだです。なかなか難しいです。
ただ実践し、それを継続し続けているとやがて習慣になります。
そうなれば良いサイクルが循環し続けるのだと感じています。
皆さんは何のために働いていますか?
社長は何のために今の仕事をしているのかを社員に伝えていますか?