おはようございます。
押田公認会計士事務所です。
今月のコラムは、「能力あるパートの方が働きやすい環境にするためにはどうすれば良いのか?」について考えたいと思います。
ワークライフバランス
能力あるパートの方が働きやすい環境作りのため、まず大切なことは、自社に多様な働き方があり、社員が選択できるということを伝えることです。
ワークライフバランスのことです。
例えば、残業時間に制限を設けたコース、パート社員のうち週5日勤務可能であるコースなどです。
パートでも色々なコースがあり、自分自身でコースを選べるということを示してあげます。
そうすれば働く側も選択肢が広がります。
子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて、働き方を選択できるようにします。
ステップアップモデル
パートでも色々な働き方の選択肢を設定し、伝えることが大切だということが分かりました。
次に、ステップアップの具体的方法を明示してあげることが大切です。
ステップアップのモデルです。
例えば、年間売上目標や業務量についての目安であったり、ステップアップするためにいつの時点で面接を行うか、誰の評価が必要になるかなどです。
能力と意欲のある人間にはチャンスで報い、成果と貢献のあった人間には報酬で報います。
文章で示す
最後に、ワークライフバランスやステップアップモデルは、文章として示すことが大切です。
経営計画書の「ワークライフバランスに関する方針」という形で、何のためにワークライフバランスを設定しているのかとともに、記しておきます。
「何のために」というところも非常に大切です。
社長のため、会社のためではなく、社員のためであることを分かりやすい言葉で示してあげないと、社員には伝わらないのではないでしょうか。